話題沸騰!補正予算での小学校エアコン設置について

2018年最初の書き込みです。
年が明けて、ちょっと投稿が滞ってしまいました、スミマセーン!
昨年も沢山の方にサポートをして頂きました。
本当に有り難うございます!

今年は戌年、36歳を迎える年男。燻銀。
今年も政治を出来るだけ分かりやすくお伝えしていこうと思っています。
懲りずにお付き合い下さいませ!

さて、少し時間が経ってしまいましたが、12月の定例議会が昨年末に終わりました。
今回行政から提出された議案の中で、僕が議案に反対したものは以下の2つです。

・平成29年度北杜市一般会計補正予算(第4号)
・北杜市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例等の一部を改正する条例について

今回は、一般会計補正予算について反対の理由を書こうと思います。

先日の山日新聞に記事が掲載されていましたが、
補正予算の中に小学校のエアコンを設置する予算が組み込まれていました。
その額なんと約4億4,100万円!
これについて、僕はどうしても納得がいかずに反対をしました。

この件に関して、市内ではちょっとした話題となっています。
詳しくは議員の池田さんのブログに記載があるのでこちらを参照して下さい。
細かく調査するあたり、さすがです。

【その1】
【その2】


北杜市へ移住して約6年(1年のブランクがあるのだけど)が経ちますが、
涼しい気候の中でエアコンが必要だと感じたことは今まで一度もありません。
湿度もそれほど高くはないので、たとえ暑くても日陰に入れば快適に過ごせます。
そんな環境において、果たしてエアコンなんて必要なの?
という疑問が議案を提出された時に率直に思いました。

北杜市は土地も広く(東京23区と同じくらいの広さ)、
標高差もかなりの開きがあります(大泉支所と須玉支所で約400mもの標高差があります)。
確かに標高がそれほど高くない須玉や明野などは、
夏場に暑くてエアコンが必要なケースもあるかもしれません。
でも、議会において議員の執行部への質問の中で、
想定する稼働日数や稼働時間のシュミレーションをきちんと計算しているようには
説明の中からは残念ながら感じ取れなかったし、
何よりも使われていない空き教室にまでエアコンを設置する予定だ、
という説明もあるもんだから、これではちょっと納得ができない。
(理由としては毎年クラス構成が変わるので、空き教室を利用するケースも出てくるからとのこと)

エアコンを使うのは小学校に通う子どもたちです。
じゃあその子どもたちは実際に夏場の授業で暑くて辛い思いをしているのだろうか?
と、思い小学校に通う友達に話を聞いてみても
「えーそんなに暑くないし、エアコンなんていらなーい」
との声がほとんど。
むしろ、エアコンをつけることで体調が悪くなるかも、と心配する声も。
果たしてちゃんと設置するための調査をしているのだろうか?
子ども達に聞くとそんな話は聞いていない、と。
なぬ??

市義務教育振興実行委員会という組織からは
「児童が快適に学べる環境を整えて欲しい」
との要望があったことからエアコンの設置をすることにした、との説明もありましたが、
それはあくまでも大人の声なんだから、
ちゃんと子ども(現場)の声を拾いあげないといけないのかな、と感じます。
また、実際に学校現場で働いている教員の方にも話を聞いたところ、
空き教室にまでエアコンを設置することに対しては「うむむ」と首を傾げていました。

さらに、エアコン設置の理由の一つとして「温暖化に対応するため」との説明もあったのですが、
そもそも今は本当に温暖化に向かっているのか?という議論もあるし、
それに仮に温暖化に向かっていたとしても、だとしたら
エアコンを使うことがさらに温暖化に拍車をかけるんじゃないの?
その矛盾を子どもたちにどう説明すれば良いの?
と、思ってしまいます。

こうした理由から、補正予算に対しては反対をした訳ですが、
結局は賛成多数でこの議案は可決されました。
ただし、付帯決議といって議案に対してしっかりとその予算が妥当なものかを精査して
執行しなさいという条件が付けられました。
現在、各学校でアンケート調査が実施されています。
いやいや。
予算が可決された後にアンケートを取るのではなく、まずはアンケートが先でしょ、と。

それに、エアコンを付ける前にやれることも沢山あるはずです。
例えば打ち水をするとか、緑のカーテンをつけるとか。
(ただ、緑のカーテンは風通しが悪くなって逆に暑くなったこともある、とある先生は話をされてました)
そうした創意工夫を子どもたちと一緒になって考えていくことも一つの教育に繋がっていくように感じます。

今朝、大泉では氷点下10度くらいにまで冷え込みました。
寒っ!!!
こんな寒いのであれば、いっそのことエアコンではなく薪ストーブを導入して、
荒廃した山林を授業の一環で里山づくりとして利用し、
子ども達で薪割りをして燃料となる薪を確保する、
くらいの思いきったアイデアを打ち出しても面白いと思うんだけどなー。。。

予算に使われるお金は、市民から頂いている税金です。
当たり前のことを当たり前に発言するよう、これからも勇気も持ってアクションしていきます!

次回はもう一つ反対した条例の件についてを書きます。


2018年もどーぞ宜しくお願いします!



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